卓log会員がディグニクス05のレビューをしてみるよ(主にテナジー05との比較)
卓log会練習会in 港区スポセン
— しろや@卓球ブロガー🏓[5/5(日)13時間卓球参加] (@shiroya_yarilog) 2019年3月30日
いんでぺ先生(@TANASHInoINDEPE)
SHUNコーチ(@garyu_shun)
がガチ練&ディグニクス試打!
最近卓キチちゃんねる(@nknsjn)で試合動画が上げられた二人ですが、昨日の敵は今日の友!!
試合動画→https://t.co/QjnDNI72rv pic.twitter.com/6YwAzXVxRz
先日行われた卓log会練習会などでいち早くディグニクス05を試打した卓log会メンバー。
今回はディグニクス05の卓log会メンバー各自の感想をまとめましたんで、ぜひご覧ください。
ちなみに、テナジー05との比較がメインとなります。
※以下「ディグニクス05=ディグニクス」「テナジー05=テナジー」と表記
テナジーと比べると、ディグニクスの方がやや硬く感じる。
スピード、飛距離共にテナジーを上回り、フォア打ちの段階でこんな深く入るんかってなる。
球威を喰らわない感がよい。
下回転打ちが楽、且つループがめっちゃかかる。
サーブは弾いてしまい切る感覚が乏しい。
MAX値はかなり上昇してるが、引き出すのには慣れが必要。
これのFXがでたら絶対買う。
それもうディグニクスじゃねーよって言われそうだけど。
柔らかいようで、硬いラバー。
当てただけの時はテナジーの方がボールが飛んでいく感じがする。
食い込ませて打とうとすると、硬いラバーだなと感じる。
しっかり捉えた時の球威はテナジーを凌駕するが、自分は食い込ませて打つ系なので、テナジーの方が楽に飛ばせる感じがする。
逆に、
1.切るツッツキが低くいく
2.ループドライブに対するカウンター時はラバーが持っていってくれる
3.自分がループドライブをかける時はすごくかけやすい
など、回転をかける時はあまり硬さを感じることもなく、質の高い繋ぎのボールが打ちやすい。
総じて、引っ掛けた時、薄く捉えた時に扱いやすいラバー。
台上は、最初、若干ストップが飛ぶ気がしたが、慣れるとそうでもない。
サーブもよく切れる。
試合で使えるか?と問われれば、「しっかり打たないといけないような気がして、安心しては使えない」という印象。
全体的にシートの引っ掛かりが良いが、それに伴ったスイングスピードが必要
軽打はテナジー05と同じくらいの硬さに感じる。
ドライブはテナジーに比べてスピードのあるドライブが打てる。回転もテナジーレベル。
対下回転ドライブは打点が落ちてしまってもかなり持ち上がりやすい。
対上回転は硬さの分かテナジーよりも球離れが若干早く感じる。
弧線はテナジーより若干低く感じたが、回転で台に収まってくれるイメージ。より深く収まる。
台上技術では回転影響のためかツッツキ、ストップが低く出やすいが、コントロールが難しい。
チキータはドライブと同様落ちにくいため強気に出せる。
ディグニクスはテナジーよりも4度硬いスポンジを使っていて、シートもテナジーよりしっかりしているので、テナジーと比べて打球感はやや硬め。
ただ、特に強打すると硬さはテナジーとそこまで変わらない印象。
テナジーとの違いが感じられるのは中・軽打での「勝手に良い球が出る感覚」
テナジーよりももっと勝手に良い球が出る印象。
シートでガッと回転がかかる感触が、テナジーというよりは「シートが強いドイツテンションラバー」に似ているため、テナジーの回転のかかり方が苦手だという人でも使えると感じた。
その分、回転の影響もテナジー以上に食らいやすいかも。
テナジーと比べて飛びが増したというより、「上方向へ勝手に持ち上がるようになったために飛距離が出るようになった」という感じ。
それでいてキュッと回転がかかるから前に振ればオーバーミスはあまりない。
逆に、下から上にスイングする癖が付いてる人は持ち上がりすぎてミスが増えると思う。
硬さからか、球離れがテナジーより若干良く、しっかり打てないと回転はそうでもないが飛距離は一定レベルから出しづらくなる印象がある。
よってブロック、合わせるようなミートもなんだか微妙。
しっかり振るか勝手に飛んでくれるラケットを使わないと球威が微妙になりがち。
インナーよりもアウターと合わせたときの方が断然良い球が出る。
水谷隼ZLCは飛びすぎてかなり上級者向けになるので、ビスカリアとかオススメ。
この「微妙な扱いづらさ」に対処できないと、扱いやすいテナジーの方が「その人にとって勝てるラバー」になると思う。
テナジー05のスポンジ硬度がドイツ硬度45度に相当すると仮定した時、ディグニクス05は47.5度くらいの感覚。
ディグニクス05を現行品のラバーで例えるなら、「テナジーシリーズのオートで回転のかかる性能とノンスリップ感」、「ラザンターシリーズのオートでスピードが出て球離れがありながらもグリップする感覚」の2つが合わさったようなラバーだと感じた。
テナジーシリーズ特有のボールを掴む感覚ではなく、球離れとグリップのバランスで見ると最近のドイツ系スピンテンションの打球感覚に近い。
それでいて、スピン、スピード、飛距離の出やすさ、それらのMAX値の高さは現行ラバーより1ランク以上優れる。
上記のことから、打球感覚という点を見るとテナジー05ユーザーは球離れの早さに違和感を覚えると思われ、そこが安定感や操作性においてマイナスに感じるかもしれない。
おそらく、まだそれよりは少し球離れ感のあるテナジー80を使ってる人やドイツテンションユーザーの方がテナジー05ユーザーよりも乗り換える際の慣れは早いだろう。
軽打でも自分のインパクト力に+αでスピンやスピードが思った以上に出る(テナジー25で言う所の低荷重域の広さ、スイングがそれほど速くなくても、打球にスピンがかかりスピードもある程度出る)ことや、ドライブのスピード感はテナジー64並にある(性能値でも、ディグニクス05とテナジー64は同じ値である)ため、ボールがセルロイド製の時にテナジー64を使っていて安定感の高さとスピードの爽快感に魅了されていたが、プラスチック製になってスピン性能が物足りなくなってやむ無くテナジー80や他メーカーのラバーに乗り換えた人は、ディグニクス05を使うことでその時の感覚に近いプレイができるんじゃないかと思う。
第13回 @武蔵野総合体育館
開催日時 2019年2月11日 16:00~
場所 武蔵野総合体育館→TORO(トロ)新宿西口本店
参加者 貴絽 リン 盈月 椎茸
しろーと SHUN 我ッ鬼ー 東山 きしもん (飲み会のみ) 匿名ゲスト一名